学科紹介
電子メディア工学科の紹介
『電子メディア工学』=電子を媒体・媒介とする広い領域の科学

「メディア(Media)」という言葉には「媒介」「媒体」といった意味があります. 電子を媒介・媒体(メディア)とした科学分野にエレクトロニクスの理論や技術を駆使した工学が「電子メディア工学」というわけです. 言い換えると,「電子の運動がかかわった非常に広い学問分野」とその応用の「工学(エレクトロニクス)」を意味しています.例えば携帯やパソコン,ロボットの制御,情報通信やエネルギーの伝送等々,数えだすときりがありません. これらの広い工学分野が電子メディア工学です.
『電子メディア工学科』=エレクトロニクスの基礎をマスターでき,卒業後の将来につながる学科

本校の「電子メディア工学科」では,これら広域科学ともいえる電子メディア工学分野のうち,特に情報通信,エネルギー変換,それにこれらを支える電子材料の3部門を学科教育・研究の中心に据えています. 卒業時には広く電子が関連する工学分野(特に重点3分野)について,更に深く学び研究を行うことが可能な能力を獲得できます. 将来活躍できる分野としては,電気・電子系はもちろん,例えば新しい世代のメモリーの開発や,太陽光発電システムの開発,通信機器の開発,VLSI(超大規模集積回路)の開発,各種機能性材料の開発など広い分野がこれにあたるでしょう.
『電子メディア工学科の教育』=エレクトロニクスが関連する科学技術分野に対応でき,社会の変革に負けない技術者を育成

現在,世界は技術分野においても激動の時代を迎えています. 就職した後でも何が起こるかわからない時代.――この厳しい時代を卒業生たちに乗り切っていってほしい……. そんな思いから,本学科では「社会の変革に負けない技術者を育てる」ことを目指しています. しかし目先の狭い「専門分野」は,すぐに陳腐化してしまいます.将来異分野にもチャレンジできる創造力を養うためには,基礎学力の確実な定着が必要です. ここで身に着けた基礎学力が10年後,20年後にも役立つ「底力」となっていくと考えています.